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教授挨拶

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磯本教授






鳥取大学医学部 統合内科医学講座 機能病態内科学分野

教 授  磯 本  一







 平成27年度7月1日から統合内科医学講座機能病態内科学分野の教授に就任いたしました。機能病態内科学分野(第二内科)は、70年余にわたり4代の教授、そして教室員の先生達の尽力で発展してきた歴史のある教室であり、鳥取県内はもとよりひろく山陰地方の内科診療を支える人材を多く輩出してきました。現在、当教室は第二内科診療科群として主に消化器疾患と腎臓疾患を担当しており、内科各領域・関連各科との連携のもと大学病院の専門診療を行っています。第二内科の長所の1つにコミュニケーション力、アットホームな雰囲気を挙げることができます。教室では新年会・忘年会、花見、医局旅行をはじめ多彩なレクレーション行事があり、同門会では毎年多くの先輩、関連病院の先生方が集まり、親睦を深めています。このチームワークの高さこそが伝統であり、近年も地方にありながら多くの若い医師達が入局してくれる大きな要因になっています。
 私は、若者が内科学と地域医療のダイナミズムに惹かれるような魅力的な臨床教室を目指したいと思います。第一にプライマリーケアと救急疾患に対応できるよう医師としての基本教育を重視します。専門医の指導のもと消化器病と腎臓病の臨床経験を積める講座の特性を活かして全身を診る内科医としての総合力を涵養につとめます。その上で高次病院における先進医療を実践し高度な専門医療を担う人材を育成したいと思います。肝疾患、胆膵疾患、炎症性腸疾患、化学療法など消化器診療全般で多くの経験し、地域医療を担える総合力の高い消化器内科医を養成します。近年は包括医療の導入や独法化により経済効率の良い医療の実践が要求され、在院日数の短縮、病床利用率・診療点数の拡大を計る上で、消化器領域における内視鏡診療は重要な部門の1つと認識しています。また、研究にも連動しますが、産学連携、医工連携を深めて医療機器やデバイスの改良と開発にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
 教育では、特に臨床実習の取り組みは研修医のマッチングに繋がる重要な評価の場と認識しています。当科では内視鏡やエコーなど手技が多いため、学生が介助者として積極的に参加することで充実感、屋根瓦方式の教育指導体系がチーム医療の一員としての一体感に繋がるものと考えています。教室員が一丸となり、熱意を持って学部教育や研修医指導に取り組み、地元に残る研修医や若手医師の確保に力を注ぎたいと思います。そして、次世代を担う消化器内科医・腎臓内科医を育成するためには、当教室の取り組みだけでは決して十分ではなく、関連病院と緊密に連携をとりながら共通の認識や指導体制、すなわち、地域大学循環型の教育環境が重要であると考えています。また、研究留学だけでなく、若手医師が国内外の先端施設で臨床留学をしたいと希望するならば積極的に応援していきたいと思います。
 先端研究と地域医療の両立は重大な課題と考えています。私は、基礎医学教室と積極的に連携をはかり臨床へのフィードバックを目指した橋渡し研究を展開し、先進医療の実践や前向き臨床試験を通じて、臨床医学の進歩が基礎医学における発見やブレークスルーの上に成立っていることを認識するよう指導したいと考えています。そのためには、学内外の基礎医学・生命科学教室との共同研究に分野横断的に取り組み、研究交流、研究成果を学会活動や学術論文として発信することを通じて自信を深めて、世界に羽ばたくPhysician-Scientistが一人でも多く輩出できればと考えています。最先端の病態解析に取り組むことで消化器病学、腎臓病学の理解を深めることによって、臨床医としても一層の成長につなげて欲しいと願っています。
 最後になりますが、保険制度、専門医制度、大学改革など流動する厳しい医療環境の中で、情報に翻弄されることなくやるべきことを見定め、地道に実行することを教室運営の基本方針と考えています。


  1. 目の前に患者さんがいること:真摯かつ質の高い医療の提供
  2. 医学は科学であること:医学研究(臨床・基礎)の推進
  3. 後進を育てること:次世代を担う若者のリクルートと育成

 教室員は次世代医療、医学の発展を担う財産であることを強く認識して、力を最大限引き出し伸ばすことができるよう、機能病態内科学の教室運営を一層充実したいと考えています。病者への献身と奉仕を常に念頭におき、リサーチマインドを持つ医療人、患者の健康を願う医学研究者として、大学人として求められる教育・臨床・研究に取り組むように方向付けたいと思っています。今後もどうぞよろしくお願い申し上げます。





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