ENTRY

積み重ねた経験と歴史で
未来を徹底サポート。

鳥取大学医学部第二内科(消化器・腎臓内科学)は、70年余にわたる歴史のある教室です。「人材の育成と真理の探究」を基本方針に、関連施設とともに診療、教育、研究を行っております。希望する進路(就職・開業・留学等)に沿って、医局がサポートしていきます。

MESSAGE

1.

鳥取大学第二内科 統括医長

河口 剛一郎

70余年の伝統を守りつつ、
新たな挑戦を

令和2年11月より、鳥取大学医学部消化器・腎臓内科学(第二内科)の統括医長(医局長)を担当させて頂いています。地域がより健康に、さらには教室から世界へ情報発信されることをサポートしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
第二内科教室は1947年に内科学第二として開講し、2022年には開講75周年を迎えます。現在は第5代、磯本 一教授のもと、『人材の育成と真理の探究』を基本方針に、関連施設とともに診療、教育、研究を行っております。臨床・研究ともに、伝統を守りながらも新たなことに挑戦し、さらに充実した教室になっています。
現在の教室員は、スタッフ16名(学内他部署スタッフ6名を含む)、大学院生11名、医員3名の30名で、関連病院等で勤務している医局員は76名(東京大学と東京女子医科大学に国内留学2名)と、合計106名在籍しております。大学病院だけでなく、関連病院ともに連携をとっており、activityの高いバランスのとれたスタッフ構成になっています。
医局行事としては新年会、歓迎会・花見、医局旅行、忘年会、送別会、研修医の歓迎・送別会、定期的なバーベキューなどいろいろなレクリエーションを行っていましたが、現在はコロナ禍であり医局行事も行うことができない状況が続いております。その代わりにZOOMでの歓迎会を開催するなど、コロナ渦でも繋がりを大切にしています。新しい時代に適応しながら、引き続き繋がりを大事にいろいろと行っていきたいと思います。
このホームページを見て、第二内科教室に興味を持たれた医学生の方、研修医の先生、専攻医の先生、および現在他の病院で勤務されている先生など、いつでもお気軽にご連絡ください。ZOOMなどでも対応可能ですし、病院見学や医局説明会なども随時行いますのでご相談いただけたらと思います。

2.

胆膵グループ

坂本 有里

気軽に相談できる
雰囲気の良さが魅力

私は平成29年に鳥取大学を卒業後、鳥取大学医学部附属病院にて初期研修を修了しました。初期研修の時に初めて内視鏡に触れてその面白さや奥深さに魅了され、特にEUSやERCPを専門とする胆膵グループに興味を惹かれました。ERCPは透視下の検査となるため被曝が気になりとても悩みましたが、「今は、これがやりたい」と強く思った直感を信じて入局を決めました。幸い被曝についてはグループ長の先生のご理解もあり、納得のいく形で従事できています。胆膵内視鏡は1人で出来る処置ではないためグループ内の連携が強く、処置以外のことでも困ったことがすぐに相談できる環境でありとても充実した日々です。
また、消化器内科は女性としてもやりがいのある科だと思います。入院患者さんは高齢の方が多いですが、それでも「同性の先生でよかった」と喜んでいただくことが少なくありません。また、大腸内視鏡の時に「女性の先生を」とご指名があったり、外来診療でも便秘や血便の相談では「女性の先生だから来ました」と言われたりと、女性の消化器内科医がまだまだ必要とされていることを強く感じます。内科を志している方はもちろん、女性としての働きがいを求めている方、是非当科も選択肢に考えてみてください。

腎臓グループ

山田健太郎

刺激的な毎日で充実した日々

私は香川大学を卒業し市中病院での初期研修終了後、第2内科に入局しました。それまで鳥取大学との関わりなく、入局に対する多少の不安はありましたが、分け隔てなく温かく迎え入れてもらいました。
学生の頃から内科に進もうと考えていましたが、初期研修中に電解質異常や透析に興味を持ち腎臓内科を選びました。腎臓内科医として働き始めて実感したのは、学生や研修医時代に学んだ以上に、幅広い疾患や治療に関わっているということです。腎炎の診断・治療、透析療法、他科から相談を受ける急性腎不全や電解質異常、また関連病院ではシャント手術や腹膜透析用カテーテル留置術を行っており、仕事内容は多岐にわたります。学ぶことは多いですが、専門とする分野の選択肢も増えるので、将来的には働き方を選びやすい診療科だと思います。
当院の腎臓内科は若い先生が多く、少人数ということもあり、上級医との距離が近く相談しやすい環境です。腎疾患の患者さんは、どの診療科でも関わる機会があります。鳥取大学の方も他大学出身の方も、まずは研修や見学に来て頂き、腎臓内科の仕事内容や和やかな雰囲気を感じて頂ければ嬉しいです。

肝臓グループ

池田傑

良き指導医との出会いが
成長につながる

平成29年度に鳥取大学を卒業し、たすき掛けで関連病院と鳥取大学で2年間の研修を終えた後に第二内科に入局しました。もともと消化管、肝臓どちらにも興味がありましたが、肝臓を専門としている医師が少ないこと、内科的な管理に自信を持てるようになりたいという理由から現在は肝臓を専門に診療を行っています。実際、肝不全となると低栄養状態、浮腫、腹水などが出現し、全身的な管理が必要になります。
皆さんも知っての通り、B型肝炎、C型肝炎は医療の進歩により数が減少してきています。しかし非アルコール性脂肪肝炎は増加傾向であり、また肝癌治療も未だニーズが高く、専門性の求められる領域です。新たな抗癌剤や薬剤が開発/使用されるにつれ新たな薬剤性肝障害の頻度も増加してきています。それ以外にもアルコール性肝障害、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎など、肝臓だけでも多くの疾患があり、まだまだ肝臓内科医の重要性は大きいです。
大学ではしばしば診断や対応に難渋する疾患が来ますが、同期や先輩医師とも相談し、知識を身に着けながら診療にあたっていくことができます。肝臓グループでは他の先生が病院にいない場合でもグループLINEで相談できるようになっており、休日の相談も気軽に行えるようになっています。肝臓グループだけでなく、第二内科は他のグループとの垣根が低く、気軽に相談できます。消化管、胆膵、肝臓と広い範囲に対応する必要のある科ですが、その分やりがいのある科だと思います。消化器・腎臓に興味のあるかたは是非、一度見学や研修にきてください。個人的には肝臓専門医を目指してくれる後輩を募集しています。

消化管グループ

橋本健志

最先端の地域医療・専門医療
希望に応える体制

私は鳥取大学を卒業し、鳥取県立中央病院にて2年間の初期研修後に第二内科へ入局させていただきました。私はもともと地域医療に興味があり、学生の頃に地域で内視鏡検査をされている先生を目にする機会が多く、診断から治療まで一貫して行える内視鏡に魅力を感じ、またこの分野であれば地域医療にも貢献できると感じたため、消化器内科としての道を進むことを決意しました。私はその中でも食道、胃、小腸、大腸を専門とする消化管グループに属しています。消化管グループは処置を上級医とペアで行うことが多く、常に近くで指導を受けることのできる体制があります。また消化管はAIや光線力学的療法など化学や機械の進歩によって様々な可能性や治療選択肢が生まれている分野でもあります。国内留学が盛んなため県外の医療機関で新たな手技・知識を習得し、鳥取、山陰、中国地方に先駆けて治療を導入するなど常に向上心を持って働ける環境にあり、実際に私も内視鏡診断の奥深さや先進的な治療を体験させていただき、現在でもどんどん内視鏡の魅力に惹かれております。
また専門分野の診療だけではなく、市中病院では一般内科を経験する事も多いため、内科全般の知識を身に着けることができる点も魅力の一つです。「何でもできる内科医になりたい」、「地域で活躍できる医師になりたい」、「専門分野の最新技術を学びたい」など地域医療から専門的な医療まで幅広い希望に沿える診療科です。将来の進路に悩まれている方は気軽に見学にきてみてください。

ENTRY FAQ

Q1.

A1.

教授から医員、大学院生、もちろん新入局の方まで、風通しよく、アットホームな雰囲気で日々過ごしています。月並みですが、本当です。もちろん、大学と関連施設、関連施設間の方々との関係も同じです。また、チームワーク力の高さも自画自賛できます。これは、当科の伝統と言えます。入局してもらえば、よく分かります。
診療、研究、教育(別項ご参照)以外でも、チームワークを高め、親睦を深めるため、いろいろなレクリエーションを公的、私的に行っています。Facebookに適宜アップしていますのでご覧下さい。

医局年間行事
4月 花見・医局歓迎会
5月頃 医局旅行(温泉が中心)
6月頃 医局説明会
10月頃 開講記念会(2017年に第70回)
12月 医局・病棟忘年会
3月 医局送別会

その他にBBQ、医局対抗レガッタ、野球、希望者には皆生トライアスロン、マラソンに参加、日々の飲み会など多数揃えています。
*現在はコロナの影響で医局行事を中止しています。コロナが落ち着きましたら再開予定です。

Q2.

A2.

鳥取大学第二内科のもと大学、関連施設で消化器内科、腎臓内科を専門に診療、研究している一団に入ることです。それで、皆さんは鳥取大学第二内科の医局員となります。入局試験はありません。
医局、入局と聞くと、古くさい、組織に縛られるだけだなどと思われる方もおられるのは承知しています。しかし、医療はチームワークがよくなければ、患者さんが困ります。チームワークをよくするには、やはり“同じ釜の飯”を食べるに越したことはありません。また、皆さん、疲れた時、家に帰ってホッとしたり、困った時に親兄弟(姉妹)に相談したりして安心することはありませんか?その家が、“医局”であり、親兄弟(姉妹)が、“医局員”です。
臨床医として、スペシャリストを目指す、基礎的、臨床的研究に打ち込む、留学してスキルアップをしたいなど考えておられるならば、入局をお勧めします。

Q3.

A3.

新専門医制度が始まり、今後、多くの先生方がとられる進路をお伝えします。
初期臨床研修の2年間が修了し、医師3年目になる時に入局してもらいます(もっと早くであれば大学生でも、卒後しばらく経っていても、いつでも入局は可能です)。医師3-5年目は、大学病院と関連病院をそれぞれ最低1年、合計3年間、内科専攻医として診療にあたります。大学院進学希望者は医師4年目前後に大学院に入学してもらいます。大学院では消化管・胆膵グループ、肝臓グループ、腎臓グループに所属し、さらに専門的な診療を行うとともに、大学院生として研究に従事します。
学位(医学博士)取得後は、大学病院あるいは関連病院にて専門性を深めていきます。希望があれば、国内外の施設への留学の道も開かれています。 新専門医制度が始まると、卒後初期臨床研修後に内科専門医研修3年間が課せられ、最短で6年目に内科専門医を取得することになります。消化器内科及び腎臓内科の専門医を目指す方は、卒後初期臨床研修期間から、それを踏まえた内科研修を行った方がよいと思います。ただし、その後の進路に大きく変化はないのではないかと現時点では考えております。

取得可能な資格

学位(医学博士)

認定資格

認定内科医/総合内科専門医/消化器病専門医/消化器内視鏡学会専門医/肝臓学会専門医/腎臓学会専門医
日本透析医学会:透析学会専門医/超音波医学会認定医/専門医

Q4.

A4.

入局後の勤務、大学院進学などについては、基本的に皆さんと相談して、話しを進めていきます。しかし、一般企業と同様、医局という組織には、もちろん他の医師もいますので、みんなのバランスを考えなければならないのも現実的なところです。
ただ、心配はありません。大学、関連病院どこにいっても、充実した医師生活を送ることを保証します。

Q5.

A5.

女性医師の方は結婚、出産、育児も一つの希望と思います。産休、育休はどうしても医師として働けない期間になりますが、一方でお母さんとして一生懸命な時期にもなります。女性医師の産休、育休期間中の業務については医局員みんなでサポートします。消化器内科、腎臓内科ともに技術面を含めて産休・育休期間が、将来的に問題になることはありません。再度、働き慣れるまでのサポートも、もちろんします。貴重な期間を経てまた働けるようになれば、さらに素敵な先生になられていると思っています。
一方で、女性患者さんの大腸検査など、女性医師を希望される場面も多くあります。
すでに活躍している女性の先輩たちは多いです。

Q6.

A6.

心配ご無用です。これまでも鳥取大学出身以外の方も数多く入局して頂いています。Uターン、Iターンの方、大歓迎です。もちろん、出身大学、出身地での差別、区別はありません。それが我々のよいところと自負しています。ちなみに平成30年度の入局7名のうち、他大学出身3名となっています。

CONTACT

医局見学についてはこちらからお気軽にお問い合わせください。

1.

TEL.0859-38-6527(受付 00:00〜00:00)

2.

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    ※見学日時は当局からの確定の旨の返信をもって本確定となります。
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